円安どこまで続くのか?

為替市場では、ドルが高くなる展開が続いて、ユーロが続落しているのに加えて円も続落。

米ドル円は1ドル=106円に突入し、ユーロ米ドルは1.29割れ。

米ドル円は8月8日につけた安値101.50円から、9月8日までの1ヵ月で106円にまで円安となったことになります。

1ヵ月で4%超の下落って、結構キツイ気がします。皆さんはどう感じているでしょうか?

こういった相場は過去にもあるんですが、実経済に及ぼす影響っていうのも考えなくてはならないですね。

為替相場で利益を上げている人もいろいろいるでしょう。投資家もそうですが輸出産業の分野でも4%もの利益が、黙っていても転がってくる。相場の変動に合わせてプライスタグをイチイチ変える企業もいないでしょう。

問題は、輸入企業。

1ヵ月前までより4%も利益が吹っ飛ぶんですから。

輸入品が為替相場の影響を商品価格に転嫁したら、消費者に影響が及びます。102円で売られていた商品が106円になったらたかが4円の負担増ですが、102万円が106万円になったら4万円もの負担増。

100万円とはいかなくても年間25万円くらい食品やら衣類やら家具やらで輸入品を買った場合、1万円も多く支払う必要が生じているわけです。

クレジットカードがあれば、海外のウェブサイトから商品が買える時代。大手アパレルメーカーでは、ラルフローレンやアメリカンイーグル、アバクロなどなど、クレジットカードの請求書が来たときに換算レートが記されるカード会社も少なくありませんが、2~3年前と比べて支払金額が大きくなったなぁ、そう感じている人もいるでしょう。

円安は輸出企業にとってはプラスかもしれませんが、1ドル=80円割れも経験した消費者にとって、この先1ドル=110円という為替レートは、決して快く受け入れられるものではない、そんな気がします。

さらに一昔前には、確かに1ドル=120円という為替レートもありましたが、現在の日本経済では過度な円安は、家計に少なからず影響する、そう感じます。

FXで1ドル=80円くらいのときに10万ドル~100万ドル買って、今もポジションを持っている人は、「投資」としてはプラスですが、この先も円安が続くことに備えてポジションを持ち続けることが重要かもしれませんね。ある程度の相場変動は吸収して、負担増分と相殺できますから。

それにしても、1ドル=70円台のあの頃が懐かしいですねぇ。